既存杭撤去埋戻しから
新設杭までの一貫施工

新設杭打設時の深刻なトラブル

既存杭撤去後の土地利用にあたっての大きなトラブルは、主に新設杭の施工時に発生します。プレボーリングがうまくいかない、新設杭がまっすぐ打てない、杭芯がズレてしまう。もちろん新設杭が打てないと工事が進みませんので、様々な対策が必要になり、追加費用が発生したり工期の遅れが生じることになります。

争いは泥沼化・既存杭の撤去や埋戻しが不全?

これらのトラブルの原因としては、既存杭の取り残しや、撤去穴の埋戻しがうまくいかず不良地盤が生じていることです。新設杭の打設業者は「既存杭の撤去埋戻し工事に全て問題がある」と主張し、既存杭撤去業者は「私たちに責任はない」と主張します。どちらが責任を負うかの争いは、得てして泥沼化してしまいます。

元凶は撤去と新設の分離にある

この問題が生じる根本的な理由は、これまで「既存杭の撤去埋戻し工事」と「新設杭の打設工事」が、全く別ものとして扱われてきたからです。「撤去」と「新設」が分離していると、双方の情報が伝達されず、問題の原因や解決方法を見つけることが非常に難しくなってしまいます。撤去と新設を一緒に考えることで、初めて改善の道が開けます。

一貫施工という新しいモデル

「杭を抜いて打つ!」マルシンはこれらの問題の解決策として「既存杭撤去埋戻し」から「新設杭の打設」までの一貫施工という新しいモデルを提案します。この一体型のアプローチにより、問題点をよりはっきりと理解し、撤去・新設の両方から改善策を講じることで、問題解決への道を早めることができます。