工法紹介

大口径フライヤー工法

5 泥水固化法による抜き跡充填

大口径フライヤー工法の「もうひとつの」充填方法として、泥水固化法があります。
採用件数はまだ少ないですが、実際に施工されている施工法であり、大口径現場造成杭の引抜きには最も適した方法です。

泥水固化法の標準施工手順

  • ①ケーシング削孔時

    ①ケーシング削孔時
    ベントナイト水を使用して削孔します。

  • ②上下均一に近づける

    ②杭の引き抜き時
    固化系充填材の代わりにベントナイト水を充填します。

  • ③引き抜き完了時

    ③引き抜き完了時
    杭孔はベントナイト泥水で満たされています。

  • ④杭孔底の泥土を取り除く

    ④杭孔底の泥土を取り除く
    杭孔底に堆積した泥土を除去します。

  • ⑤泥水にセメントミルクを投入する

    ⑤泥水にセメントミルクを投入する
    杭孔のベントナイト泥水を採取し濃度や比重に合わせてセメントミルクを投入。

  • ⑥杭孔内部を強制撹拌

    ⑥杭孔内部を強制撹拌
    エアブローを行い、ベントナイト泥水とセメントミルクを強制撹拌します。

  • ⑦上下均一な充填が完了

    ⑦上下均一な充填が完了
    セメントが固化すれば均一な充填環境となります。

泥水固化法の利点と注意点

●泥水固化法の利点

  1. 抜き孔に対する充填材注入の品質が大幅に向上します。
  2. スライム処理を確実に行うことができます。
    抜き孔はベントナイト泥水で満たされるので、充填材の硬化などを気にせず、確実なスライム処理ができます。
  3. 杭体積+ロス率を見込んだ充填材を注入する場合と比較して経済的。
  4. 杭の引抜きが1日で終わらない工程でも、充填材の硬化を気にすることなく翌日の引抜きが可能です。

●泥水固化法の注意点

泥水管理がとても重要です。泥水管理を怠ると、杭孔の崩壊や目標強度に達しない充填、 不均一な充填となる可能性があります。