工法紹介

大口径フライヤー工法

1 大口径フライヤー工法とは? その利点は?

「力と技術の融合」によって大口径杭(φ1,400mm以上)を撤去します。

大口径フライヤー工法とは何か?

大口径フライヤー工法は大口径既存杭の周囲をケーシング削孔し、杭を原型のまま引き上げる工法です。「全旋回オールケーシング工法(CD工法)」に比べ、工期、コスト、騒音振動の面で利点があります。またφ1800㎜より大口径の杭の引き抜きも可能です。

大口径フライヤー工法の標準施工手順

  • ①杭頭出し・ケーシングセット

    ①杭頭出し・ケーシングセット
    バックホーで杭の頭出しを行い、ケーシングを杭にかぶせます。

  • ②削孔開始

    ②削孔開始
    掘削液(水orベントナイト水)を送りながらケーシングを回転させて掘削します。

  • ③削孔完了

    ③削孔完了
    指定削孔長まで掘削します。

  • ④ケーシング引上げ

    ④ケーシング引上げ
    ケーシングを引き上げます。

  • ⑤ワイヤーセット

    ⑤ワイヤーセット
    ケーシング先端にワイヤーを仕込み、挿入して杭にワイヤーをセットします。

  • ⑥杭引抜き

    ⑥杭引抜き
    多滑車とクローラクレーンで杭を引き上げます。
    同時に上部から注入を行います。

  • ⑦重量のある杭の場合

    ⑦重量のある杭の場合
    杭重量が重い時は、多滑車を複数台使用して引き上げます。

  • ⑧上部杭切断・撤去

    ⑧上部杭切断・撤去
    杭重量が重く1回で引き上げ不可の場合、杭上部を切断撤去して作業を継続します。

  • ⑨撤去完了

    ⑨撤去完了
    ⑥〜⑧を繰り返し杭撤去を完了します。

上下均一の理想的な埋戻し

大口径フライヤー工法では杭孔上部からの埋戻しとなりますので、充填材が杭孔最深部まで行き渡らず、抜き跡地盤の不良化の恐れがあります。そこで充填材を強制撹拌することで均一な状態に近づけます(エアリフト・エアブロー工法)。
また必要に応じて杭孔最深部の泥土(スライム)の除去を行います。

  • ①埋め戻し後の杭孔

    ①埋め戻し後の杭孔
    表層は充填材が固まって見えるが、下部は杭周泥土がたまり固化しない。

  • ②上下を強制撹拌する

    ②上下を強制撹拌する
    エアリフト・エアブロー工法で杭孔内部の上下層を強制的に撹拌します。

  • ③上下均一に近づける

    ③上下均一に近づける
    上下均一の固さに近づけます。

※詳細は「4 抜き跡地盤に関する問題を解決」をご参照ください。